父親学級は必要か?アンケート結果や最近話題の「おとう飯」を見て思ったこととか

先日から話題にさせてもらっている父親学級について。 

この記事のあとすぐツイッターで投げかけたアンケート結果が集計されました。ご協力ありがとうございます(*^_^*)

430票集まり、約半数の方が「絶対に必要」と回答。「あればいいなー」も34%の回答でしたので、およそ8割の方が父親学級に対して好意的な意見を持っているようです。

一方で、「あっても行かないし…」「無意味なのでは」という意見も2割あることから、本音も垣間見える結果となりました。

回答者がどんな方なのかっていうのは私には見えません。

男性なのか女性なのか、子持ちなのか子持ちでないのかなど置かれている状況によっても回答の傾向は分かれてくるかと思います。とは言えおそらくですが、私をフォローして拡散された方々の回答と思われますので、子持ち(又は妊娠中)の女性の回答が多いのかな?

というか、男性が多ければ回答の票数はひっくり返るかもしれませんね。なかなか仕事休んでまで行く…という発想は、現状難しいと思うからです。

 

父親学級に何を求めるのか?

これは母親目線と父親目線とで異なるかもしれませんが、一般的に考えると出産育児の知識を得る場として必要なんだと思います。

つまり、母親学級と同じ知識です。

そもそも子育ては2人でするものなのに、どうして「母親」学級なのか?最近では「両親」学級と題して開催するところも増えてきたとはいえ、主役は母親である感が拭えない例もあります。

つまり父親として当事者意識を持たせるのであれば、父親目線で語るシーンがどうしても必要になってきます。

母親である妻と一緒に受ける講座では、「妻が聞いてるからいっか〜」で終わってしまう旦那さんが多いと思うのですが、いかがでしょうか。少なくともうちの旦那はこれ。

それが、父親しか参加していない講座であれば問答無用で自分が主役になるわけですから、ある意味手っ取り早く当事者意識が芽生えるのだと思います。

仮に父親学級として開催できずとも、もっと父親に寄り添った場があれば少しは違うのになぁと残念でなりません。

できれば、行政が自ら乗り込んできてくれれば良いのですが、頭の固い…どちらかといえば古い人間の多い行政の職員が、こうした柔軟な対応をしてくれるかというと期待できそうもないか。

 

妻として旦那に何を望むのか?旦那は何ができるのか?

イクメン、とは何なのか?

今私が読んでいる本にすごく良いことが書いてあったので紹介させてください。

 

嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)

嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)

 

 先日もリンクを貼らせてもらった本です。

「嫁ハンをいたわってやりたいダンナのための妊娠出産読本」、漫画コウノドリ主人公のモデルとなった産科医が書く本です。

この本の130ページ目から始まる「イクメンは国策、総動員法」という項目での記述です。

そもそもどんな人をイクメンと呼ぶのでしょうか?

という問いに対して出した答えがこれ。

おそらく、何をするかという中身ではなく、「嫁ハンとの距離感」がうまくとれていれば、イクメンです。

なかなか秀逸だと思いませんか?私がドヤっとしてもしょうがないけどw

どんなに自称イクメンを名乗っても、世間からイクメンと賞賛されても、それが妻にとって子にとって良い夫、良い父親でなければ何の意味があるでしょうか?もちろんこれは旦那さんと子側から見た妻・母親への評価も同じだけどね。

だから雑誌や本、巷の噂も良いけど、まず向き合わなきゃいけないのは夫婦同士ってことなのかなと思います。

これを一歩誤ると、先日から話題になっている「おとう飯」事件になってしまうのでしょうね…。

「“おとう飯”始めよう」キャンペーン | 内閣府男女共同参画局

Yahoo!ニュースでその内閣府担当者のコメントが掲載されていましたが、今後の厚生労働相の動きを受けて社会がどう変わって行くのか、私たちの意識がどう変化して生活が変わって行くのかを思うと楽しみ半分、不安半分かな…。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000000-jct-soci

 

父親学級が必要だという意見はイコール旦那の家事育児参加への期待である

当たり前ですけど、別に父親学級があれば良いってわけじゃなくて、その気持ちの根本にあるのって「旦那にもっと家のこと手伝って欲しい!」っていう妻側からの主張ですよね。

先ほど紹介したYahoo!ニュースの記事の中で、「おとう飯」キャンペーン実施の背景が紹介されていました。

どうやら15年12月に閣議決定された「第4次男女共同参画基本計画」で、

夫の家事・育児参加時間を「2020年までに150分」にする目標を掲げた

らしいです。ごめんなさい、知りませんでした。(補足すると、この150分は今の値の倍ほどみたいです。)

第4次男女共同参画基本計画(平成27年12月25日決定) | 内閣府男女共同参画局

この4次計画の中で目指すべき社会が4つ提示されているのですが、その内の1つがこれ。

男性中心型労働慣行等の変革等を通じ、仕事と生活の調和が図られ、男女が共に充実した職業生活その他の社会生活及び家庭生活を送ることができる社会

これが、「おとう飯」が生まれた理由なのかしら。そのためにはもちろん長時間労働の是正も大事ですよね。

1日1時間、仕事から早く帰るって取り組みをどこの会社も取り入れてくれないかな〜。

これについては、面白い記事があったのでシェアします。これは働く男女関係なく読んでみてほしい記事。

国に「長時間労働どうにかしてくれ!」って言って変わると思いますか?変わるのは会社であり、自分たちです。もちろん個人で動くには限界があるのも分かるけど、何もしなかったら何も変わらないと思います。

まずは自分でできることから始めてみようじゃないか!

 

まとめ???

まとまらんまま書いてしまったので相変わらずぐだぐだ長くなってしまいました、僕の悪い癖(相棒風に)。

個人的には父親学級は賛成です。うちの旦那、見事に変わってきましたからね〜。

私に対して優しくなったし、特に出産について彼発信のトークが増えました。あと、我が子に会える楽しみが増したみたいです。

しかし、父親学級があったからと言って旦那さんが必ずしも参加できるとも限らないし、良い影響を受けるかも分からないのでメリットデメリットはあるのだと思います。

それでもあのツイッターでとらせてもらったアンケートには、現状を変えたい色んな人の思いが詰まっていたように思えます。

政策や思惑がどうであれ、国も日本は変わらないといけないと思っていることは事実。

誰が変わるの?自分でしょ、ってこと。

意識ひとつで生活をガラリと変えられるかもしれません。行動ひとつで夫婦仲が良くなるかも。私生活が充実する可能性だってあります。

自分にできることは何だろう?と考えながら、日々を過ごせるといいなーと私も思っているところです(´ω`)