気がつけばAIH(人工授精)も6回目になった。早い!あっという間!!そんな気分。
いつの間にこんなに遠くまで来てしまったんだろう。
1人目の時は1回で妊娠したので合わせて7回目で、日頃から能天気な私といえば
「これで私も立派な不妊症???」
なんて思ったりもした。
そもそも立派なってなんだよ?
って感じだけど(笑)
今まで私ごときが不妊と名乗っていいのかしら〜って心のどこかで思ってたから、2人目で正真正銘の不妊って言えるのかなって自分で納得したのかもしれない。
私は妊娠しづらいんだな。
※人工授精についてはこちらのサイトが分かりやすく説明が書いてありましたのでご参考までに。
こちらにも記載のあるとおり、
人工授精で妊娠される方の約90%は4~6回目までに成功するため、その回数を目安に体外受精へステップアップすることが有効です。
ということで、不妊治療している人にとっての『AIH6回目』は特別な回だ。ひとつの壁である。
私は今、その大きな壁の前にいる。乗り越えられるかわからない高い高い壁……
でも、不思議と心穏やかでもある。
なんでだろう?と考えてみてしっくりきた理由は、おそらくステップアップを考えておらずどうせやるならAIH10回くらいやってやろー!と思ってるから。
6回目はひとつ目の壁ではあるけど、私にとって最後の壁ではない。
だからきっと10回目の壁は私にとって………
ごめんなさい。今、それについて表現できる言葉が見当たりませんでした。
10回やってダメなら一人っ子かな。きっと一人っ子も悪くない…よね?そう思うことにした。
***
私の不妊歴を振り返るとそこそこ長い。
職場で「え?そんな出会ってすぐ結婚しちゃうの?大丈夫?」と心配されながら24歳で結婚。
結婚式をして、ハワイに新婚旅行へ行ったあとの25歳から本格的に自己タイミングで妊活開始。でも2年間かすりもせず、毎月リセットしては「またダメか…」と落ち込む日々。
今でこそ1年間妊娠しなければ病院へ、というけど当時は2年間という定義だったため、「早く2年経たないかな…」と悶々としていた。
27歳でクリニックデビューし、タイミング法にて治療開始。
これがまた仕事と両立しながらの通院はとても肩身が狭くて大変で、早々に職場の上司たちに不妊治療をしていることをカミングアウトした。
仕事の繁忙期はクリニックに行けなくて休みがちだったので、なんやかんやで29歳でようやくステップアップ。
「先生、今周期からステップアップしたいんです。」
リセットして次の通院日を電話で確認するときに、自分から先生に言うのはめちゃくちゃ緊張した。マイナスなこと言われたら多分泣いてただろう。
幸い「わかったよー」と、思ったよりもすんなりAIHにステップアップできて、職場のトイレでほっと胸を撫で下ろしたことを覚えている。
そしてこのAIHで妊娠出産。
あれからもうそろそろ4年経つ。
結果がわかるのは9月中旬。
どうなることか神のみぞ知る。
ひとまずAIHをしたときに助産師さんが
「私とおしゃべりした人は結構妊娠する確率高いんですよ〜!!きっと今なら4月以降生まれになるから、この時を待ってたんです。絶対うまくいきます!」
って応援してくれたので、それを信じてしばし待とうと思う。